No.9 龍の爪には意味がある

壁画や陶磁器に描かれている龍の絵を、一度はご覧になった事が有る方は多いと思います。

龍の絵を見た時に、その時々で龍の爪、或いは指の本数が違う事に疑問を持った事はないでしょうか?

龍の爪は、5爪、4爪、3爪と、基本的には、この3種類があります。

龍の爪の数は、単純に身分を表していて、5爪は中国歴代の皇帝、4爪は韓国の王、3本は貴族など身分の高い一般人です。

もう少し詳細に説明すると中国歴代の皇帝は、衣服は勿論、家屋の装飾、食器に至るまで龍の絵が描かれているものは全て5爪、もし、皇帝以外の者が5爪の龍の装飾品や衣服を着れば、当然死罪になり、お隣の韓国は歴史的に中国の傀儡(かいらい)国だった為、韓国の王室は中国に忖度して、4爪にしたと言われています。

中国皇帝は5爪と、もう一つ、黄色、黄色の衣服を着る事も皇帝以外許さなかったと言います。

黄色は中国皇帝の色なのです。

韓国王室のドラマなどを観ていると、王様が5爪の服を着ている事がありますが、当時、本当にそんな服を韓国の王様が着ていたら、間違いなく韓国と言う国は無くなっていた事でしょう。

日本にも5爪の龍が描かれているものは有りますが、殆どが近代になり描かれた物が多いです。

日本は中国に忖度したのではなく、日本人自らが奇数を好み文化として取り入れたと言われています。

因みに日本の本膳料理や懐石料理などは、当初中国と同じ様に4、6、8と偶数でしたが、飛鳥時代中期以降あたりから、日本独自の美意識で奇数に変化してきたと言われています。

都を京都にした理由は災害が少ない為で有り、龍が災害から守ってくれる地だから、と信じられていたからです。

京都のお寺に龍の絵や陶磁器などが多いのは、その為です。

龍は天に昇り、天に住む神聖な生き物と言う事です。

まだまだ龍に纏わる話は沢山ありますが、次回また違う切り口で。

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投稿者:

伊集院 隼人

広い視野で世界をみつめ、独自の世界観で考察していく、ちょっと変わったお部屋、、、

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