皆さんは、軟水と硬水の違いをご存知でしょうか?
水は硬度で口当たりや味が異なり栄養成分も変わります。
基本的に、硬水と軟水は、水1Lに含まれているカルシウムやマグネシウムの量で区別されています。
WHO基準では、水1Lに含まれているカルシウムやマグネシウムの量が、120mg未満が軟水、120mg以上が硬水とされています。
日本では、100mg以下を軟水、101mg以上を硬水としてます。
日本国内の水は、硬度50mg前後が一般的なので、余り硬度の高い水を飲み過ぎると下痢や頭痛になる事もあります。
水はその人の体質や体調により、毒にもなるという事です。
極度の脱水症状の人が冷水を大量に飲むと、水中毒となり痙攣や意識障害を起こし、死亡する事もあります。
極度の脱水症状の時には、体温に近い温度の水を、少しずつ(約150ml前後位)飲む事をお勧めします。
料理をする時にも水の硬度の知識があると、少し調理の仕方が変わります。
煮崩れを防ぎたい時、肉を茹でたり煮込んだりする時には、硬水の方が煮崩れせず肉が柔らかくなります。
パスタを茹でる時も硬水の方が向いていて、パスタを茹でる時に塩を少し加えますが、ミネラル分を増やすと美味しく茹で上がるからです。
日本の水に軟水が多い理由は、地層学的にミネラル成分の少ない火成岩地層が多い為、水もミネラル成分が少なくなる傾向の為です。
それと、急こう配な山が多く、特に大陸の河川に比べ日本の河川は流れが速く、海に流れ出るまで短時間である為、ミネラル成分を余り含まないからです。
ミネラルウォーターは、天然水を加工したもので、ミネラル分を調整して生成されています。
ミネラルウォーターに使われる原水は、7種類に分類されていて、浅井戸水、深井戸水、湧水、鉱泉水、温泉水、伏流水、鉱水になります。
どの原水を使い、どう調整するかによって、ミネラルウォーターの味が大きく変わるのです。
因みに、ダイエットする時には硬水が向いています。
代謝が促進したり、脂肪吸収を抑制する効果がある為と言われています。
飲料水以外にも、水には原子力発電に使われている重水と言う水もありますが、その水は人間には猛毒です。
水は硬度もそうですが、質量によっても大きく変化する、殆ど万能と言っても良い液体なんです。
水の事を掘り下げ、知れば知るほど凄い液体で、まぁ、水だけで本が書ける程深いんです。
水の惑星地球、生命の源の水、上手く、仲良くつきあいたいと思います。
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